この年末年始は時間を見つけて、「鹿の王」を読むことができた。本屋大賞をはじめ複数の受賞歴もある本書が文庫本化された際に常々よみたいと思っていました。
精霊の守り人シリーズや獣の奏者でもそうであるように作り込まれた世界観には、魅せられ、入り込むことができる。
主人公の冒険的な話、政治的な話、医療の話、人の故郷に対する話が重なりあってどんどん物語が進み複雑になっていき、面白さも増していく。
一度だけでなく、また再読したいと思う本でした。
本編だけでなく解説やあとがきも良くて本書の印象が際立ち、いい気持ちにさせてもらえました。
おかげでよいお正月が過ごせました。