カラダの知恵 細胞たちのコミュニケーション
先週の豪雨の際は京都に滞在中でどうなるか不安な部分はありましたが、無事でした。被災された方々にはお見舞い申し上げます。
それにしてもこのところの天災の多さには日本で安全なところはないのか?とも思えます。

カラダの知恵 - 細胞たちのコミュニケーション (中公新書)
- 作者: 三村芳和
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2017/05/19
- メディア: 新書
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学生のときから分子や細胞を擬人化してはいけないとよく言われていました。擬人化すると一見理解はしやすいが、分子や細胞がまるで意志があるようなふるまいを前提とするため、誤解が生じるためと釘をさされたものです。
本書は徹底的に分子や細胞に意志があるかのようにして生体のしくみを解説しています。ここまでいくとすごいと感嘆したのですが、上記のような教育を受けたものとしては最初は非常に読みにくかったです。
しかし、様々な生体の仕組みを上手くまとめられているので、教科書等で面白みを感じられない学生や雑学として学びたい社会人には合うかもしれないと思います。ちょっと生物の勉強をしてみたいときには良い本だと思います。